1日で適切な歯磨きの回数について

肉や野菜、魚といった食べ物を体内に効率よく摂取するため歯の存在は欠かせないものであり、よく噛んで食事をとることが大切です。

咀嚼には免疫力を上げたり、歯自体の健康を維持する効果などこの他には様々な恩恵が得られます。

しかし口腔内に食べかすや歯垢を残した状態でいることは危険であり、虫歯や歯周病を引き起こす恐れがあります。これらの疾患は進行すると最悪歯を失うことに繋がり、人間の永久歯は一度なくなると二度と生えてこないので私たちの歯は大切に扱いましょう。

虫歯や歯周病を防ぐ為にも歯ブラシを用いた歯磨きが有効的ですが、いくつか手順を守らないと口腔内のケアが充分に出来ません。

正しい歯磨きのためにはまず、1日に何回ブラッシングをすれば良いでしょう。歯科医院を初めとする医療機関では1日3回が良いと言われますが、家事や仕事の関係で忙しい人にとっては難しいです。

実は1日に1回でも良いですが、磨くタイミングは就寝前にする必要があります。

就寝中に疾患の原因となる細菌が増えやすい為であり、この時間帯を目安に歯磨きを行いましょう。あるいは休日で時間に余裕がある場合、起床後に歯を磨くと細菌の増殖を抑えることが出来るので効果的です。

1回の歯磨きの適切な時間はどれくらい?

正しい歯磨きを行うためにはブラッシングにかける時間も考えるべきであり、一般には3分くらいが良いと言われます。

しかしこれは実際に計測すると意外に短時間であり、充分に歯垢を初めとした口腔内の汚れを落とすことが難しいです。事実日本人の歯磨きにかける時間は短いと言われ、平均して1から3分ほどしか磨いていないという記録も出ています。口腔内を綺麗にする為にはそれなりの時間はかかるのは必然です。

1本1本を丁寧に磨くことが必須であり、これを実行するためには少なくとも10分は必要になります。そうは言っても正しい歯磨きは長ければ長いほど時間をかければ良いのではありません。長時間で尚且つ歯ブラシに強い力を加えてブラッシングすると、歯茎に痛みが生じたり下がるなどの危険性があります。

またこれ以外では歯のエナメル質が削れたり、知覚過敏になる恐れもあるので注意しましょう。実は歯ブラシのみでは口腔内の食べかすや歯垢を取り除くことは難しいので、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することも大切です。

なのでこれらを踏まえると歯磨きにかける時間は3分では足らず、敢えて数字で示すのなら10分程度はブラッシングをする必要があります。この時歯磨き粉の泡立ちで掃除ができたと勘違いしやすいので、乾いたブラシに歯磨き粉をつけて磨くと正確にブラッシングができます。

歯ブラシの正しい歯への当て方について

正しい歯磨きにはブラシの当て方が重要であり、これによって食べかすや歯垢の溜まり具合が異なり結果虫歯や歯周病の発症率が変化します。

まずブラシは歯と歯茎の間にきちんと当てた後、毛先が広がらない程度の軽い力で磨くようにしましょう。この時歯とブラシが直角になるようにするのがポイントであり、5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし1~2本ずつ磨くことが大切です。一回辺り15回から20回程度ブラシを動かし、奥歯や前歯などあらかじめ磨く順番を決めておくと効率的にブラッシングができます。

カーブの部分は歯ブラシを押し当てたまま、奥歯はブラシを横から入れるなど磨きやすいように工夫することも忘れないようにしましょう。ブラシといっても人によって相性があり、虫歯になりやすい人はヘッドが小さく毛の固さは普通のものがおすすめです。

歯肉炎や歯周病になりやすい場合は、歯周ポケットまでブラシが届くように毛先が細く柔らかいものを選ぶと良いでしょう。

正しい歯磨きのためには小まめに使用する歯ブラシを交換することも必須であり、毛先が広がったものは磨き残しが増えてしまいます。口腔内は細菌が多いのでブラシの長期間の使用はおすすめできず、一般に1ヶ月を目安に交換するようにしましょう。